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工作機械の製造工程の測定について 多軸ヘッドの例

工作機械の製造工程では、各工程毎に測定を行います。

今回は桜井製作所の多軸ヘッドチェンジャーであるCUBICの製造工程の測定について具体事例を交えてご紹介したいと思います。

多軸ヘッドの利点により、1度の複数の刃物で加工ができる点、同時加工が可能のため加工精度が向上するなど、サイクルタイムと加工精度の両立が可能となっております。CUBICの最大の特徴は、その名の通り複数の多軸ヘッドをルービックキューブのように簡単に取り換え・動かせることです。多軸ヘッドを簡単に交換できることで、段取り時間や加工時間をマシニングセンタと比較して大幅に削減できます。

この多軸ヘッドチェンジャーの主な測定のポイントは、各軸のベアリングを嵌めこむための穴位置と穴径や、ツールホルダーを固定するための穴位置や穴径などです。他にも多軸ヘッドチェンジャーならではの、ギヤボックス(シールプレートやクラスタープレート)の平行度になります。この平行度を確保することは、各軸のスムーズな回転につながり、専用機の加工精度や設備寿命にも大きな影響を与えることになります。

工作機械の各加工位置やパーツ精度を測定することは、工作機械を長く使っていく上で重要です。現場で長く工作機械を使っていく中で、経年劣化やふとした衝撃等により、納入した際の精度がでなくなったとします。

例えば、多軸ヘッドチェンジャーの場合、測定によって確認する箇所は、多軸ヘッドガイドポストやガイドポスト穴の同軸度です。

(あくまでも、1つの例のため精度の相談は、メーカーに確認ください。)

高精度加工や自動化・省人化を可能とする専用機や工作機械を製造する上で、測定はこれらの機能・性能を出す上で非常に重要な工程です。この測定が不十分であれば、長期間にわたる高精度加工を実現することは難しいでしょう。